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取り組み概要
 太地町は紀伊半島の突端、熊野灘に突き出た二股の岬に位置する町。森浦湾を挟んだ北の岬にも飛び地があるが、町の全域が海と那智勝浦町に囲まれた、和歌山県内で最も面積が狭い、5.96k�uの面積に3,500人が暮らす「南紀の小さな漁村」です。町内唯一のスーパーが漁協によって運営されるなど、漁業・漁協が町の中心的な役割を担っている地区でもあります。

 太地町の鯨文化は、17世紀に始まった古式捕鯨が発端となっています。戦後は、国の重要産業として南氷洋に多数の太地の人が従事しまた。しかし、国際捕鯨委員会(IWC)により商業捕鯨が停止されたため、現在は、古式捕鯨の伝統を受け継ぎながら、近海での小型沿岸捕鯨鯨類追込網漁が続けられています。

 そういった中で、くじら産業を主産業として発展してきた町の長い歴史を生かし、鯨文化を将来にわたって永く継承し、普及させていくための「森浦湾鯨の海構想」を策定。鯨文化を活用したまちづくりを進めています。

 本協議会は、森浦湾くじらの海構想に基づき、独自性のある持続的な地域の維持発展を図るため重要な地域資源であるくじらを核とし、総合的な地域振興を実現するためくじらと自然公園のまちづくり事業を実施することを目的としています。
地区の概要
位置
・太地町は紀伊半島の突端、熊野灘に突き出た二股の岬に位置する町です。
・森浦湾を挟んだ北の岬にも飛び地があるが、町の全域が海と那智勝浦町に囲まれています。

集落・人口
・和歌山県内で最も面積が狭い、5.96k�uの面積に3,500人が暮らす「南紀の小さな漁村」。
・高齢化率は34.9%と高く、高齢単身世帯比率も17.0%と高い、過疎地域です。

地形
・紀伊山地から太平洋へとのびる岬は入り組んだリアス式海岸。
・太地湾と森浦湾があり、それぞれ豊かな湾を形成しています。
・気候は、黒潮の影響を受けており、冬が温暖な南海型の太平洋側気候です。

地域資源
・小型沿岸捕鯨の伝統を守っている「くじらのまち」として有名。
・日本の古式捕鯨発祥の地であり、くじらに関わる歴史や文化を今に伝える史跡や400年の捕鯨の歴史に関する様々な捕鯨道具や絵巻などを展示する町立くじらの博物館などがあります。

漁業
・主な漁業は小型沿岸捕鯨や鯨類追込網漁があり、特に鯨類追込網漁、突棒漁が有名。
・その他に、定置、一本釣り、エビ刺網など。
その他産業(観光業)
・海岸線には海水浴場をはじめ、リゾートマンションや国民宿舎が立地し、多くの観光客を集めています。
取り組み内容
森浦湾鯨の海構想を軸とした魅力ある自然とくじらのまちづくりの実現
ふるさとの海“森浦湾”を知る活動

・「森浦湾」の地域資源としての有用性について住民が認識を深めるきっかけとなる活動の展開。

魅力ある自然とくじらのまちづくり構想図の作成

・“魅力ある自然とのまちづくり構想図”を作成し、住民自らの計画という認識を高める。

“くるま座”シンポジウムの開催

・本事業成果の将来的な有効活用に向けて、“くるま座”シンポジウムの実施。
推進体制と役割
職 種 団体名(くじらと自然公園のまちづくり協議会) 取組内容
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水 産 太地町漁業協同組合
森浦湾漁業関係者
行 政 太地町役場
太地町立くじらの博物館
地 域 太地町区長会
太地町勇魚会
太地町開発公社
太地町PTA・婦人会、青年会、更生保護女性会、等
商 業 太地町商工会
取組成果
ふるさとの海“森浦湾”を知る活動
・当初予定していた地元住民による森浦湾の調査・発見イベントに替えて「太地の朝市」において、くじらと自然公園のまちづくり協議会の活動及び「森浦湾くじらの海構想」の周知・PR等を行った。
・「太地の朝市」を通じて、住民自身がふるさとの海を知り、その地域資源の有効性を気づき、地域活性化の機運と活動の促進を図ることができた。

魅力ある自然とくじらのまちづくり構想図の作成
・「森浦湾鯨の海構想」の具体的な実現に向けて、「森浦湾くじらの海を基地とした、活力ある自然とくじらのまちづくり将来構想図」を作成し、鯨の放流(畜養殖)やくじらと泳ぐ海水浴場、体験漁業、定期的な朝市の開催などを位置づけた。今後の活動推進のきっかけとなった。

“くるま座”シンポジウムの開催
・捕鯨文化の保全・活用による「森浦湾鯨の海構想を軸とした魅力あるくじらのまちづくり」の考え方について、外部アドバイザーによる講演と意見交換会を行うためにキックオフ“くるま座”シンポジウムを開催。また、ここで交わされた意見を整理し「森浦湾鯨の海構想」の具体的な将来図を検討し、町民及び周辺市町村に広く情報発信を行うためにタッチダウン“くるま座”シンポジウムを開催した。
・キックオフ“くるま座”シンポジウムにより、事業推進体制を構築し、町民及び関係者との共通意識を創出。
・タッチダウン“くるま座”シンポジウムにより、完成した「森浦湾くじらの海を基地とした、活力ある自然とくじらのまちづくり将来構想図」の情報発信を行った。
今後の課題・展望
太地町はこれまで、捕鯨を取り巻く様々な議論の渦中にある。「森浦湾鯨の海構想」は、「くじらを知る」、「くじらと遊ぶ」、「くじらを守る」、「くじらを食す」といった太地町の伝統的な文化や生活を活用した新たなビジネスモデルとして期待されます。
くるま座”キックオフ・タッチダウンシンポジウムの開催により「森浦湾鯨の海構想」の推進に向けて町民及び関係者間で意識を共有し、自立した推進体制を構築することができました。また朝市の開催など町外への捕鯨文化の発信も順調に行われており、今後のさらなる展開が期待されます。
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